自転車との付き合い方

2026年4月に道路交通法の改正がありましたね。少し前の改正では自転車の飲酒運転が厳罰化され、提供した店舗も処罰の対象になりました。そして今回の改正。自転車は歩道は走れないとかいろいろとありますが、詳しいことは警視庁などのサイトでご確認ください。

結論から申しますと、法改正がありまして、私は自転車に乗ることが減り、歩くことが増えました。それによって引き起こされた「いいこと」、そして「悪いこと」を書き記しておこうと思います。

まず「いいこと」から。

①焦らない

ちょっと頑張ればもうひとつ用事を済ませられるかも?という背伸びというか、頑張っちゃおう!ということへ情熱がなくなりました。「歩きなんだからムリじゃん? 明日にしよう」と思うようになりましたね。自分の歩くペースが分かるようになると初めて行く場所への所要時間もなんとなく見えてきます。私の場合はgoogle Mapのルートよりも少しだけ遅い(ちょっと癪だけど)。だから検索してプラス何分とすれば到着時間が見えてきます。そして普通のひとよりも足が遅いんだなと思いながら焦ってもしょうがないしとゆっくり歩いていくことができるようになりました。

②全天候型に進化

自転車で行こうと思っていて玄関を開けたら「雨??まぢで?」ってことありますよね。やば、遅刻しちゃう!どうやって行く?ってやつです。歩きで行くと決めておけばそれがない。雨でも雪でも、晴れているときと同じくらいで到着するので焦らないんですね。帰るころは雨かも?どうする?という心配もない。傘を持っていけばいいや、で終わりですし、傘がなかったらコンビニとかドラッグストアで買えばいい。天候による予定変更がなくなるというのは本当にストレスから解放されます。

③すさまじい達成感

これがね、いちばんの「いいこと」かもしれない。自分の足でここまで来たという達成感がものすごいんですよ。自分の力でできたことが単純にうれしい。google Mapを見ながら(よく見てるなww)、ここまで歩いたから……、ここまではいけるんだなと夢が広がっていく。次はどこに行ってみようか、ここまで行けちゃうのかな?えー、それってすごくない?って心が躍ります。ちょっと前までは自転車で行く場所と思っていたところに歩いて行けてしまうことで世界がグッと広がります。オレ、すげーって思う瞬間ですね。単純ですけど(笑)。

④簡単に1日4000歩

自転車で10分くらいの距離は歩くと30~40分くらいで、4000歩くらいになります。一般的に1日4000歩で体調が改善することが多く(1日4000歩ウォーキングといわれており、早期死亡リスクや心血管疾患の軽減に効果があるといわれています)、運動として取り入れる基準となっているのですが、これをあっという間にまかなえてしまうのです。これはすごい。30分考え事をしながら歩いているだけで健康になるっていうんですから。筋トレとか食事内容の改善とかは結構気を遣うものです。あー今日は筋トレやらなかったーとか、あれが食べたいけどガマン!とか。そんなガマンはあまりありません。てくてく歩くだけ。お金もかからないし、雨でもできちゃうし、いいことづくめです。


さて、ここからが本丸です。歩くことが増えて「悪いこと」もいくつか出てきました。心して読んでほしいです。

①財布のひもがゆるゆる

財布のヒモが緩みまくります。目的地に到着したときがとくにすごい。身体が温まっているので意味もなくポジティブになっている自分もいて、購買欲はものすごく高くなります。ちょっとおいしそうなケーキ屋さんとか、素敵なパンとか。この心境が理由付けになるんですけど、「ここまでの交通費がかかってないんだから、これくらい買ってもバチは当たらないだろう」、というものも背中を押してくれます。わかります、経験多いです。そしてね、チリツモなんです。これくらいが続くとあっという間に1000円なんて超えちゃうし、挙句に世田ペイのキャンペーン中(15%還元!とか)なんて素敵すぎる購買欲爆上がり企画をしていたりして、まるで買い物のためにここまで歩いてきたの?というほどにお買い物をしてしまう。だって歩いてきたし、だって還元セール中だし……。旅気分になっているのかもしれませんね。でもね、楽しいんだからしょうがない。

②お腹が大きくなる

運動後ってごはんもおいしくなるし、お酒もおいしくなる。それに運動したというお許しを勝手にゲットしているので、食べる&飲む量が増えていきます。そして、1カ月後とか2ヶ月後とかにふと気が付く。歩いているのに、太っているような気がする……。「ん?」とお腹をさすりながら、一瞬冷静になりますが、いやいやそんなわけない!だってあんなに歩いているんだからと現実を直視しない愚行をおこなってしまう。そして、まぁいいや、ちょっとぐらい食べ過ぎても。だっておいしいんだし、だって明日も歩くんだし、となっていくのです。でもね、これもしょうない。だっておいしいんだから!


歩くことで体験できた「いいこと」と「悪いこと」をご紹介しました。

自転車との付き合い方はこれからどんどん変わっていくでしょうね。歩道を走らなくなったり、車道を走るようになったらどっちの信号(歩道?車道?)に従えばいいのかなど混乱は続きます。

自転車を乗る身として思うことがあります。ただでさえ、自転車は早い。ゆっくり走ったとしても時速10kmくらいは出ます。それなのに、気を抜いてしまうともっと早く目的地に着きたいと焦ることもある。焦ると事故るし、人と接触しないまでも歩行者に怖い思いをさせるかもしれない。だからこそ、譲り合いが必要だし、優しい気持ちになることが必要なんだなーってことに。

大切なのは一歩離れて客観的になることかもしれません。いつも自転車を使うのではなく、自転車を降りて歩いてみる。ゆっくりと流れゆく街の景色に「気が付くこと」が意外にも多いことが分かるはずです。

あっ、こんな花が咲く季節になったんだ

あっ、こんな道があったんだ

あっ、ここからは富士山が見えるんだ

そんな発見がたくさんあります。歩く速度だから見つけられることがそこここに転がっています。そして、ふっと見つけるはずです。あの自転車焦ってるなーとか、あんなところに駐輪してるなーとか。それを見つけて相手を捕まえて正すのではなく、自分はやらないように心に留めるだけでいい。それだけであなたの自転車ライフが一段階レベルアップします。何事も距離を置いてみること、それが大切なのかもしれませんね。

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