朝湯への想い

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さっそくではございますが、本年1発目の記事をアップしますね。

今、私、迫田は銭湯に凝ってます。

千歳船橋に1つ、祖師谷に1つ、千歳船橋と祖師谷の間に1つ、銭湯があります。プールがあったり、露天風呂があったりと個性豊かな銭湯ばかりです。年末からひとつずつ訪れています。やはりどこも素晴らしい。お湯に浸かるといろんなことを考えています。昔のこととか。ね。

2003〜2005年のことです。編集プロダクションに勤めているとき、私は風呂なし、4畳半のアパートに住んでいました。仕事が終わったら銭湯に通う、そんな日々を過ごしてました。そう、神田川の世界ですね。お風呂があるアパートに住みたいなと思うのも最初だけで、常連さんの知り合いができたり、番頭さんによくしてもらったり、次第に居心地が良くなってきました。

2年間の銭湯生活は長いかと思いきや、過ぎてしまえば「あっ」と言う前でした。思えば雪の日に心まで温めてくれた大きなお風呂だったり、フラれた夜にコーヒー牛乳をご馳走してくれた番頭さんだったり、キラキラとした思い出が蘇ります。この銭湯生活はいずれ終わるものと思いながら日々、仕事を頑張ってました。その日が訪れたら、最後の銭湯でビールを飲もう、そう心に決めていたんです。

最後の日。ビールは注文しませんでした。そんなことを、この前、銭湯の湯船に入りながら思い出しました。どうしてビールを飲まなかったのかな、そんなことを思いながら、あの頃へとタイムスリップしました。

銭湯の湯船には魔力があります。日頃、深層心理まで埋まっていることを掘り起こす、恐ろしい力が。近所に気になる銭湯があるので、年末に入ってみただけなのに、10年以上前のほろ苦い記憶に対峙させられる。。。

そう、明日は1月2日。年始恒例の朝湯があります。今年の計画とか考えないで、昔の自分と出会ってみませんか?

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