そう。トイレットペーパー。品切れ続くです。
サミットもオオゼキもコープもOXもどこもかしこも品切れです。オイルショックも震災後も人はトイレットペーパーを求め殺到します。たぶん、これは3000年になっても、4000年になっても変わらない事実なんだろうと思います。
・・・・って、そんなのいやだ!デマに踊らされてトイレットペーパーを買いに走るなんてイヤだーーーー!
って思いますよね。ボクは強くそう思います。もう少しで落ち着くだろうけれど、家の残り少なくなったトイレットペーパーを不安な気持ちで眺めるのは嫌ですよね。
で、考えたんです。それなら、こちらから願い下げじゃ!って。トイレットペーパーをボイコットしてやろうじゃないかと。3月だし、トイレットペーパーからの卒業、をしてもいいんじゃないかと(尾崎豊っぽかったですね、ちょっとだけ青春の香り?)。そんなことを考えるホワイトデー。トイレットペーパーと同じ、白(ホワイト)ってことが運命を感じさせます。雪も降ってることだし。
卒業。それにはペットボトルが必要です。ウンチがしたくなったら、ペットボトルに水を入れてトイレに向かいます。くれぐれもこれはおうちの中の話です。お外で「大」をするのであれば備え付けのトイレットペーパーを使いましょう。あるんですし。おいおい、ここにトイレットペーパーがあるじゃないか。。。。ってお持ち帰りはだめですよ。それは窃盗罪にあたります。
「家で便意」に話を戻します。水を入れたらキャップは閉めても閉めなくてもいいです。トイレにペットボトルを同伴して、こぼさないように足元にでも置いておきましょう。で、脱糞です。だっぷんと読みます。そうしたら、ペットボトルを持ち、あることを行います。
それは、「手動ウォシュレット」です。右手でペットボトルに入った水を流しながら、左手でお尻の穴周辺を洗浄します。インドをはじめアジアの国々では行われている、お尻の穴、洗浄法です。
私は前職で地球の歩き方インド編を作っていました。取材に行く前にまず用意したこと。それは取材準備でもスケジュール調整でもなく、心の準備とお尻の穴の洗い方でした。忘れもしません。暑い夏の日。自宅のトイレにこもり、お尻に自分の左手を添えた瞬間を。触ってはいけない絶対領域に、仕事を理由に触る瞬間。ぬるっとした、こ、これはあのペーストではないか、いいのか、こんなものを触っても? そんな葛藤が己を包み込んだのを覚えています。そのときはペットボトルを使うことなど考えつかず、「ケロヨン」と書かれた黄色い洗面器に水を入れ、トイレにこもっていました。
左手であの穴を、右手で少しずつ水を流していく。左手首に水を流すと、指先まで水が伝わり、お尻をキレイに洗い流すことができます。穴へと水が流れた瞬間。。。。
「ほぅ」ってどこから出たのかわからない、声が出たように記憶しています。「へ」でもなく「ふぁ」でもなく、「ほぅ」。ほほう、が近いかもしれません。まぁ、声などいいのですが。気持ちよかったのと、人生初の感覚なので驚きと、ちょっぴりの恥ずかしさ、そしていけないことをしているという気持ちが「ほぅ」に込められていたんだと思います。まるでインドカレーのスパイスのように、複雑に絡み合ったそれらの感情は急激に「快感」へと集約されていきます。
水を流しながらお尻の穴を洗浄する。実はこれ、なれるととても気持ちいいんです。それはかゆいところに手が届くからなんです。字のごとく「かゆい」ところに手が届くというよりも、一通り洗い流すときれいさっぱり、心もさっぱりなんです。トイレットペーパーのように、拭き残しがない。パンツに茶色い染みがこんにちは!ってすることが皆無です。これって素晴らしいの一言です。
・・・ということを、今朝思い至りました。トイレットペーパーが買えないのであればあの方法を使えばいいじゃないか、と。
さっそくやってみました。雪の降る3月の寒い日に、ペットボトルでお尻を洗浄する。シュールすぎる。カッコよすぎる。ダンディズムの塊です。
き、きもちいい。気持ちよかったです。
ひんやりするお尻。か・ら・の洗浄後に次第に温かくなるお尻が春の到来を感じています。クセになりそうです。クセに。
皆さんもぜひやってみてください。くれぐれも、くれぐれも、洗浄した左手を「つけちゃうぞ!」と言いながら、同居しているひとをいじめてはいけません。くれぐれもそんなことをしてはいけませんよ。注意しましたので、心に刻んでください。よろしくお願いいたします。ぜったいにやってはいけません(笑)。
みんなが手で洗浄するようになったら、人類は進化します。その進化でトイレットペーパーのデマもなくなるでしょう。そうなることを願って、ペットボトルに水を満たしてトイレへ向かいましょう。あなたはどんな声を出しちゃうんでしょうね。楽しみで夜も眠れません。
※ちょっと汚いお話になってしまいまして申し訳ないです。この責任はすべて「トイレットペーパーがなくなるぞ!」とデマを流した人にありますので、ご了承くださいませ。