弁天公園

千歳船橋と祖師ヶ谷大蔵の公園にある滑り台ってなんでこんなに芸術的なんでしょうね。見ているだけで惚れ惚れします。

この公園は昭和37年に開園したという情報のほかにあまり公式な情報が残されていないです。数年前に世田谷区の担当部署に話を伺ったのですが、どうして弁天という名前が付いているのかなどはわかりませんでした。

たぶん、弁財天さまを祀った祠があったのではないかとか、そんなことを想像しますが真相は闇の中です。もしもご存じの方がいらっしゃったら

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この芸術的な滑り台を作ったのはどなたなのだろうとか思うわけです。

このコンクリート使いはもしかしたら丹下健三だったりするわけですよ。もしかしたらね。だって祖師谷にある「ゆかり文化幼稚園」は彼が手がけた傑作です。

もしかしたら、ふらりと弁天公園を訪れて、「ここにはこんな滑り台があるといいんじゃないかなぁ」なんていいながら、さらさら~と完成予想図を鉛筆で描いて、無記名で世田谷区に送ったのかもしれません。

それくらいのエピソードを想像してしまうほどに美しい建造物なんです。

何が素晴らしいって子ども目線なんですよ。この3人が同時に滑って競争できる滑り台は子どもしかお尻が入らない設計です。「子ども同士で楽しむもの」というメッセージを感じます。一緒に滑るなら近くの富士見公園へ行けという言葉すら感じます(富士見公園は今度紹介しますね)。

そして滑り台の頂上へと誘うアプローチもすごい。

螺旋状に登っていくのも楽しいのに、滑り台をくぐり抜けるトンネルがあるんです。子どものみならずに、大人だって潜ってみたくなるワクワクに満ちています(ボクは昔、息子を出汁に一緒に潜りました。狭いけど、『潜っちゃった! てへ』ってやっちゃいけないことをしてしまったというドキドキ感と、一瞬暗くなる未知への世界に足を踏み入れた瞬間のハッとした感覚に包まれたことを思い出します)

子どもの頃って相反する感情が渦巻いてます。暗いのは怖いのに、覗いてみたくなる。あー、やっぱり怖い!でもちょっと楽しかったかも!ちょっとだけ大人になったのかも?もっかい行ってみる?って感じ、みなさん覚えてますか?

その楽しさが詰まってるんですよね~。あんまり頻繁にやると変質者なので注意ですけど、ときどき、年1くらいで童心に戻るのは大切なことです。ブランコに乗ったり、滑り台でお尻を汚したり、ケードロやったり。

そんなことを、この芸術的な滑り台を見ながら思い出しました。こっそり夜にでも滑りにいこっと♪

滑り台もいいけれど、
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