金木犀(きんもくせい)

まだまだ暑いですね。

夜になると熱気の中に冷たい風が混じるかな? 一筋だけでも混ざらないかなぁと思うのですが、まだまだそれは先のことのようです。もしかしてと、外気を探りますが熱気ばかりですね。秋はまだ先のようです。

そんな熱気に混じる冷気に秋を感じますが、香りで秋を感じさせてくれるのが「金木犀」です。10月になるとどこからともなくあの香りが漂ってきて季節の移ろいを知らせてくれます。

写真は祖師ヶ谷大蔵駅から少し歩いたところにあるご家庭です。中央に見える木立が金木犀なんです。チトソシ界隈ではたふん一番の巨木。初めてその姿を見かけたときは二度見どころではなく、三度見、四度見して、金木犀に近づき、肺いっぱいに金木犀の香りを吸い込んで恍惚な気持ちになりました。今でもそのときの感動が蘇ってきます。

今年ももうすぐ花を付けますね。あの香りを楽しませてもらえるかと思うとうれしくてしょうがありません。

今日はせっかくなので金木犀について調べてみました。お暇なときにご一読ください。

中国原産で日本には江戸時代に伝わりました。日本には雄株しかないので刺し木で増やすそうです。昔は汲み取り式のトイレが主流でトイレからの臭いがすごかったんでしょうね。トイレ脇に金木犀を植える家庭が多かったそうです。匂いで臭いを消すことが目的なのですが、花が咲くのは10月だけ。それで役割をなしていたのかは微妙ですね。秋以外は臭いわけですもんね。。。

熊本らーめんの「桂花」ってご存知ですか? この桂花は金木犀を表しています。あのコッテリとしたとんこつラーメンの香りと、金木犀の香り。どうもしっくりとしません。昭和30年に創業した桂花らーめんは熊本の女性が自分のラーメンをもっと多くの人に食べてもらいたいと熊本から全国に広げたラーメンです。もしかして彼女が金木犀が好きだったのかと思ったのですが、公式サイトにもとくに記述はありませんでした。

なんでかなぁと熊本で金木犀を調べると。。。

金木犀の名所が出てきます。

熊本市近郊にある「麻生原(あそうばる)」。ここには国の天然記念物に指定されている金木犀があります。樹高18mととにかく大きい。枝張りも大きく、8〜11mと縦にも横にも大きい金木犀です。秋のお彼岸につけるという花の香りは約1km先の緑川対岸まで薫るそうです。それはそれは素敵な香りなんでしょうね。

熊本では愛されてきた市民の樹木なんだなぁと感じました。その愛着から名付けたのかもしれませんね(もしかして熊本市の花に指定されていたりしてと調べたところ、市の花は肥後ツバキ、市の木はイチョウでした、残念)。

祖師谷の金木犀って樹高どのくらいなんだろう?iPhoneで高さが調べられるので今度測定してみよっと。18mを超えていたら、大変なことになりますね。。。

ではではまたご報告しまーす。

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