ワンダーランド/喜多方ラーメン

祖師ヶ谷大蔵のワンダーランドといえば、どこだと思いますか?

そう、それは「うるしばら」さんです。

何がワンダーなのかというと、店先で大安売りされている商品につられて店内に入りますよね。たいていは「ああ、店内はやっぱりよくある値段なのね。まぁ、客寄せだからしょうがないか」と思うわけですが、うるしばらさんはここが違う。店内にも「え!」とか「へぇ?」とか言わされてしまう商品がたくさんあるんですよ。

昔の万事屋(よろずや)的な雰囲気そのままの店内はほかのお客さんとすれ違うことはできません。そこに商品が並んでいる。乾物に、インスタントに、菓子パンに、そして海産物。か、海産物?となるわけです。

どんな海産物があるかというと烏賊とかあるわけですが、今日の記憶をぶっ飛ばすように鎮座するのは「海鞘(ほや)」。ほ、や。これってほかのスーパーマーケットだってなかなかお目にしません。この海鮮のラスボスがうるしばらの冷蔵庫に並んでいる。最初は驚くものの、なぜか納得してしまう雰囲気に包まれているわけです。

菓子パンのラインナップだって独特です。見たことがないパンとか、どんな味がするのか想像がつかないモノ、中高生のころに食べた懐かしいものとか、ワンダーランド&思い出横丁化しているわけで、相変わらず目はくぎ付けです。

やべ、帰れなくなる。何か買ってこのラビリンスを脱出しないと、永久に迷い続けることになる。そんな恐れがふつふつと湧き上がったころに、何か買えば脱出できるのではないかと思うわけです。どれにする。ある場所に目が止まりました。そこにあったのはこれです。


喜多方らーめん。なぜ、祖師谷の地で、福島県のらーめんを食べるのかといわれるとぐうの音も出ませんが、これが光っていたんです。値段もすごい。116円、税込み。

まさにワンダーランド of 祖師谷。ここの空気に呑まれるだけ呑まれて、福島県のらーめんを買う。生麺でこの値段。麺は平打ち縮れ麺で、好きな感じ。

いったい何を具にしようか。息も絶え絶えに店外に出て自転車にまたがると、そんなことを考えさせられる、というか、そんな挑戦状をたたきつけられたような気がしました。

キミはこのラーメンにどんな具をのせるんだい?

安直にネギをパッとかけておさめちゃうのか、それとも肉を花びらのようにのせるのか。やっぱり海鞘なのか、それとも・・・

結局、安直な具を作ることになったのですが、その話はまた明日。

いやぁ、次はどんな食材に心を奪われるんだろう。心ときめく次回の訪店をいつにしようか、考え始めております。

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