居場所探し、しましょ

先日、この教室に行ってみました。
参加しているのは現在女性が2人。

写真に写っている左の女性は高校に次の春から通ってみようかなと心が動き始めていました。

声優の仕事に興味があって、この教室「演技と吹き替え教室」に通うようになったんです。

映像に合わせて声を出す。端的に申しますとセリフを吹き込むことは声を出すことでしかない。でも、横で彼女がセリフを吹き込んでいるのを聞いて、鳥肌が立ちました。まるでキャラクターに生命が宿るような瞬間を目の当たりにして。

彼女はいいます。
自分が考えて行動して意見をもらえて。そんな素敵な場所があるってことがうれしかったと。学校では先生から言われて(イメージとしてはやるかやらないかの選択で、どうやるかなどの意見はあまり求められない?)、自分がどうしたいか考えることは求められていないような気がしたと。

だから、うれしかったし、だから、この教室が怖ったかもしれないですよね。だって、「アナタなら、このキャラクターはどんな性格だと思う?」って聞かれて、いろんな話をして、いろんな意見を言って。「いいね、そうね。やってみようか」って言われて。いいのかな? 自分の意見をいってよかったのかな?って怖くなって。でも、実際にやってみると、楽しかった。少しづつだけど、そんな楽しい時間が増えていく。

この教室を取材したときに、どんな流れになるんだろう。どんな人が来るんだろう。どんな話をするんだろう。といろんなことを考えながら向かいました。はじめはディスカッションのような座談会のような雰囲気で、雑談をするんですが、ここで変なコメントを言ってしまったらそれこそ大問題だぞーなんてことも考えました。でも、すぐにわかったですよね。単に彼女は学校に行っていないだけで、普通(もしかしたら普通以上に)にいろんなことを考えて、いろんなことをやりたいと悩んで、笑って、そして楽しんでいるんだってことに。

ディスカッションの途中で、「どうしたらいいのかわからない」って彼女がいいました。小さな声になっちゃいましたが、「それならこれをやればいいんじゃない?」と話ができたときが忘れられません。なんか、単純に助言をしたかったわけではなくって、応援したくなっちゃったんですよね。がんばれー(こんな言葉は負担になるんですけどね、使わせてくださいね)、一歩踏み出したら、キミがやりたいことに近づくんだぞー、もうちょっとだぞーって。

長くなっちゃいましたね。続きはまた今度。
次は彼女がどうして高校に行こうって思ったのか、どんな人が教えてくれるのかをご紹介します。

◆詳細はこちら

http://chirp-ibasho.seesaa.net/

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