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学ぶということ vol.2

結局、受験はビジネスでしかないのかもしれません。
大手の塾は合格実績を数字でアピールするしかなく、そのために手を尽くしています。

最たるものは受験生の意向など関係なしに、優秀な生徒を地方から呼び寄せ、ホテルを用意し、受験費を負担して、有名校を受験させます。そして、合格実績の数字を一つでも増やしていくのです。

それがビジネスであり、受験なのかもしれない。親は偏差値の高い学校に子どもが入ることで安心したり、優越感を感じたりする。それはバブルを経て、経済の超低迷期を経て、大手企業が潰れても、変わっていない。普遍的なものなのかもしれません。

受験が近くなれば鉢巻をして、ホテルに缶詰になって、受験勉強の仕上げをしていく。笑い話のようだけれども今でも行われている受験の1シーンなのです。

先日お話を伺ったお母さんは言うわけです。

「受験はゲームだと思って楽しむ要素がないと、耐えられないお子さんもいるだろうし、親だっていると思う」と。

模試の成績で教室内の席順が上下してたり、教室が変わったりする。この前まで隣で頑張っていた友達は前進して、話すらしなくなってしまった。そんなこともあるでしょう。

人間として成長する一番大切な時期に、人間関係が下手すれば崩壊するし、勉強する意味、受験する意味すら、わからなくなる。

まじめに受け止める性格なら耐えられなくなってしまうのも頷けます。だから、先ほどのお母さんはゲーム感覚で楽しむ素質が必要だと言ったんだと思います。たしかに社会は弱肉強食ではあるのですが、受験はあまりに壮絶であり、熾烈であり、そして滑稽でもあります。

中学受験。

そもそも、受験はしなくても生きていけるんですよね。失敗しても公立に行くことができ、そして、たかが、「勉強」でしかない。成長していく過程で勉強以外に大切にしなくてはならないことは無数にあります。たとえば挨拶をすること、感謝すること、

そして人生を楽しむこと。

何のために受験しなくてはいけないのか、それが欠落しているのかもしれませんね。

全てのものごとは目的があって始まるもの……、と乱暴なまとめ方をするつもりはありませんが、受験についてはしっかりとした目的がないのに飛び込むのは危険であるし、飛び込むにしてもどのように、どの方向に飛び込むかを考えなくてはいけないと強く思います。間違っても、ブランドバックを高級店で買うように、我が子を偏差値の高い学校に入れることを目的としてはいけないし、親がかっこつけるために子どもを使ってはいけない。受験をするのは親ではなく、彼らであるし、人生をかけるのも彼らであることを忘れてはいけない。

ある、ケーキ屋さんに話を聞くと最近は就職活動で親が出てくるといいます(それも2つの洋菓子店で聞きました)。親離れ、子離れをしていない幼稚な親子が増えているのを痛感するといいます。それが悪いとはいいませんが、おかしな親子関係になっていると言わざるを得ないですよね。具体的にいいますと、内定を出したあとに親から直接お店に連絡があり、お店の未来性はどうなのか、どのように子どもを指導するのか、など親がお店に確認してくるそうです。本人ではなく。親を説得できないと子どもは働くことができない。そこまで親が出てくる就職活動。。。

中学受験に話を戻しますが、それってもしかすると、親離れをするいい機会なのかもしれないですよね。

我が子はどうして受験をしたいと言ったのだろう
どんな学校に行きたいのだろうか
どんなビジョンを描いているのだろう。

それを知り、親は修正するのではなく、

見守ることができるか、

ケーキ屋で紹介したような親にならないように、どこまでもついて行くような親ではなく、子どもを信頼して距離を置ける親になれるかどうか、それが試されているのかもしれない。

我が子には失敗しない人生を送ってほしいという親心は痛いほどわかる。だから、なるべく助言はしたいし、行動する前に確認したいと子どもがいくつになっても親心が動いてしまう。しかし、親は自然の摂理であれば先に死にます。子どもの人生をずっと見守り続けることはできない。1人で生きていけるようにまで育てたら、野に放つことができるか。それが求められている。。。というかそもそも託していくことが育てることだとボクは思いますが、そうではない考えの親子が出てきたということなんでしょうね。

どちらがいいという話ではありませんが、子どもにとってはどちらがいいのか。それを考えること。受験で試されているのはじつは親、なのかもしれない。

補修塾でもなく、進学塾でもない、ちょっと変わった塾の講師に話を聞くことができたので次回はそれをご紹介します。

教育って難しいですよね。それは答えがないからだと思います。夏休みですし、環境を変えてみると視点が変わっていいと思います。家族でいくのもいいですが、子どもと二人で旅行してみてはどうでしょう。たとえば父親とふたりで2泊3日とか。娘さんや息子さんの今まで見えなかった一面に出会うかもしれません。それを見ていたら、「この子も成長しているんだな」と先に紹介した「子離れ」ができるきっかけになるかもしれません。

2泊3日であれば国内でもいいですし、台湾のほかに、タイ、マレーシアなど東南アジアも楽しめます。東南アジアや東アジアは家族のつながりが強く、子どもを大切にしています。そんな文化に触れて、教育を見直す旅行はとても意味があります。ぜひ子どもと向き合いながら、子どものことを知る旅行に行ってみてください。

ではではまた記事を書きます。



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