ぷり~ん

洋菓子店が作るプリンって、お肉屋さんが作るコロッケに匹敵するほど”心あがる”アイテムですよね。ウキウキしちゃいます。

写真は砧・成城・吉祥寺にお店を展開しているオテル・ドゥ・スズキさんのプリンです。クリスマス商戦、お歳暮商戦の真っただなか、ショーケースをじっと見て「これください」とプリンを指さす、私。それも平日の昼下がり。シュールすぎる絵柄でございます。

プリンといえばちょっと前に流行りましたよね。出来立て~とか、1日何個限定で今日も買えなかったーとか。行列がスゴイ店もちらほらありました。お母さんが作るプリンと違ってまろやかでおいしい~、こんなクリーミーなプリン、プロじゃないと作れないよねぇ~ってみんなで頬っぺたを落としたわけです。あー懐かしい。

クリスマスが近いこともあり、シュトーレンとか、ショートケーキとかがショーケースの主役で、今回ご登場いただいたプリンちゃんはショーケースにはいたものの、一番端っこにちょこんとおりました。まさに、パーティにいる「壁側の美女」を思い出せる、大和撫子然というわけですね。か、可憐。。。

値段は290円。最近ラーメンだって安くても800円というご時世なのに、プリンが290円。私、値段を二度見しちゃいました。値段まで可憐すぎる。さっそく持ち帰りまして、実食です。

銭湯で出会える牛乳瓶を思い出させるかわいい容器をあけると、ほのかにカスタードが香ります。専用のスプーンを入れると表面はプルンとしているのに、その下はギリギリ固体?いやいやギリギリ液体です、というカスタードが掬えます。口に入れると上品な絹ごし豆腐のように、ほろりと舌の上でほどけていく。「来年もがんばろ♪」って自然と思わせてくれる癒されるやさしい甘さ。

カラメルはどうなのかしら?とスプーンでやさしく掘りますと、下からじわっと顔を出すカラメルさん。たぶん、井戸を掘りあてた人ってこんな感じなのかな?と思うほど(言い過ぎかもね)、じわっと出てきたカラメルさんを見つけてうれしくなりました。「こんにちは」。小さく言葉をかけてしまいます。

カラメルも上品な苦み。カスタードとの相性も抜群です。カラメルとカスタードを絡めながら、こんな食べ方もいいね、なんて思っているともう完食です。もうひとつ食べようかな?って思うぐらいのちょうどいい量です。あー、おいしかった♡

よし、今年のお歳暮はこれにしよう!そう決めて、翌日注文へ。プリンを贈りたいのですが・・・と伺ったところ「生ものは配送できません」と言われちゃいましたorz あーそうだった。私としたことが!!! 久しぶりに頭の中に、「がーーーーーーーーーーーーーーーーん!」となり響いたことは、墓までもっていく秘密です。皆様も生ものは送れないということをお忘れなく。

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