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SKOOB

お知らせ, グルメ

2017年10月31日

何から話せばいいのかな。考えてみれば当たり前のことなのに、今まで気が付かなかった。それは飲食店は物件を買ってもいいじゃないかということ。

飲食店ができる物件を借りるために不動産を訪れて、いい物件と出会いがあり、お店ができるものだと勝手に思い込んでいました。SKOOBの店主、添谷さんはおっしゃいます。「物件を買うことにしていました、そこに疑いもなく」。借りるものだという私の固定概念と、飲食店をやるからには物件を買うものだという固定概念がぶつかったわけです。非常に面白い経験でした。添谷さんは続けます。「やるなら20年とか腰を据えてやりたかったんですよね」と。スケールが大きいんですよ。とっても。

本棚に洋書が並び、とても素敵な雰囲気のお店です。お父様の蔵書なのですが、お父様はどんなお仕事にしているとか、今日はそこから離れてSKOOBさんのことを知ってみましょうよ。

このお店の原点、それは有楽町の今はなき伝説のバーにあるのかもしれません。バーカウンターで隣になるお客さんは横並び。誰が偉いとか、スゴイ人だからサービスされるとかはなく、ひとりの人間としてカウンターに座っているわけです。そこでいろいろな人、それも日常生活では出会えない人と出会えるのが面白いと添谷さんは感じたそうです。「縁」に触れる、不思議な人間関係ができる場所として。

原点はそのバーにあるのですが、SKOOBはそうでないのが彼っぽいところ。まずカウンターがありません。カウンターがあるとお話しなくちゃいけないと思う人もいるでしょ? ひとりでじっくりとお酒と向き合う、無音に包まれてお酒に愉しむ、そんな場所がちとふなにあってもいいじゃないかと彼はいうわけです。

つまりSKOOBではお客さん同士の交流があまり行われないわけなのですが、この話を聞いて、美容室とか床屋を思い出しました。髪を切るときは話をしてほしくないって人が時々いるんですよね、「髪を切るんだから話をしないで、私の髪を切ることに集中してほしい」というわけです。服屋でも同じことをおっしゃるひとがいらっしゃいます。ほっといてほしいんだよね、話しかけれると緊張して服を選べなくなっちゃうから、と。どちらも気持ちはわからなくもない(笑)。

SKOOBは「ほっといてくれる」場所なんです。一緒に楽しもう!と無理強いすることもなく、どれがいい?と根掘り葉掘り聞くこともなく、ほっといてくれるお店。本を読んでもいいし、ぼーっとしててもいい。自分と向き合う時間があるお店なんです。「人生の岐路にはぜひSKOOBで考えてみましょう」など重いことはいいませんけど、ちょっと人間関係に疲れたらSKOOB、なんだと思います。

電話番号/営業時間/定休日

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Story2 – Lazy Bar Nowhere

お知らせ, ヴェイラ

2016年4月30日

高校生と中学生の息子をもつママ
ヴェイラがチトソシエリアの気になる
ナイトスポットを紹介します。

 まったりと一人で飲みたい夜もある。

 夕方までは祖師谷商店街の中で一番にぎわう、スーパーオオゼキの目と鼻の先。小さなバーの扉を開けて廊下を進むと、洞窟に足を踏み入れたかのような気持ちになる。

 マスターの梅さんは音楽好きで、いつも1960~80年代のロックやソウルが流れている。とにかく自分が行きたいお店を作りたい!と、還暦を機に一念発起されたのだとか。って聞くと、熱いギラギラした熟年の男を想像するでしょ? いえいえ、梅さんの一番の魅力は、ゆる~い雰囲気と、頑固オヤジのように言いたいことはビシッと言うところ。

 「わざわざ一人で電車に乗って訪ねてくれる女性客もいてさ…」と話されているところに、アラサーのきれいなお姉さんがご来店。「ウルトラハイボールください! もう、毎日飲みたいぐらい好き~!」

 少しドヤ顔で、こちらをチラリと見る梅さん。確かに、おいしいよ!でも、この女性たちはきっと、梅さん目当てでもあるね。いわゆる枯れ専、うん…間違いない。

 男性客も含めて、おひとり様ばかりがカウンターに並ぶことも多い。音楽やウィスキーの話をきっかけに、自然と会話も弾んでしまう。ただ、ご注意を! ここのルールは、「ナンパ禁止」「居眠り禁止」。見つけたら退店いただくそうです。

 月いちペースで開いていたライブやイベントも、もうやらない! 祖師谷で一番地味で目立たない店を目指す! なんて宣言しちゃって、ホントにおもしろい。常連客にとっては、ありがたいけどね。

 「記事に出たら、繁盛しちゃうかも!」って言うと、「そんなに影響力ないでしょ?」って。そんなやりとりも心地良い。BGMには、イーグルスのデスペラードが優しく流れて…。

 ちなみに、店名の読み方…ナウヒアと読まれることが多いらしいが、ノーホゥエアが正解。直訳すると、「いまここ!」ではなく、「どことも知れない所」。まさに、いつも歩き慣れたにぎやかな街から、突如ワープしてきたような…そんな感覚になれる場所が、ここにある。

Lazy Bar Nowhere

電話番号/営業時間/定休日

チトソシでは細心の注意を払って掲載するお店を選んでおりますが、
お客さまがマスターの話術にメロメロになってしまって、
予想以上においしいウルトラハイボールをお召し上がることがあるかもしれません。
ご自身の責任で節度ある夜の楽しみ方をなさってくださいね。
二日酔いや予想以上にお金を払ってしまったなど、
弊誌は一切の責任は負いかねますので、あらかじめご了承くださいませ。

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