東京カメラサービス

すごい量のカメラですよね。3000台とかあるんですって。

これって商品?販売しているの?レトロなカメラが好きなひとが喜びそう……。

いえいえ、違います。売っていないんです。これは全部部品のストックなんですよ。フイルムカメラの修理に使う部品なんです。

ここは千歳船橋にある「東京カメラサービス」さん。ニコン、キャノン、ペンタックス、ミノルタが認定修理店と認める、腕の確かなフイルムカメラの修理店です。

昔から気になっていたのですよ。自転車で前を通るたびに、「ものすごいカメラの数だな、いったいここは何のお店なのだろう」と思っていました。想像を膨らませること約◎年。やっとのことでチトソシは扉を開いたわけです。

カメラ修理の職人、目にループを付けていて、静かな店内。職人気質。カメラへの愛がものすごいのだろう。そんな想像はムクムクと膨らんでいったのです。もう、真夏の入道雲のように。

話を伺ってみるとまぁ、予想は裏切られ、代表の渡辺社長は切れモノも切れモノでした。仕事はなんのためにやるのか。「そんなことはね、社会貢献ですよ」なんて口が裂けてもいわない、楽しい方でした。

変なこだわりもなく、方向転換をする大切さ。そして、方向を変えたのであれば1点集中で突き進み、自分だけの方法を見つけていく柔軟さ。

嗚呼、これはすべてのビジネスに通じるじゃないか。

あれ?ボクはカメラ修理について伺っていたはずなに、気がついたら、仕事へ向かう姿勢について話を聞き、それについて強くうなずいている自分がいました。

仕事をすることの、ひとつの意味としてとても大切なものを、このコンテンツでは読み取れます。

仕事で行き詰まっているひと、自分が行っていることがほんとうに正しいのかと暗中模索しているひとにぜひ読んで欲しいですね。そうすることで、少し自分と距離を作って、現状を客観的に見ることができるような気がします。

あぁ、こんな風に生きてもいいんだ。

そんな言葉が出ると思います。そう思えたら、しめたものです。明日から歩くにあたり、肩の力が少しだけ抜けるかもしれない。そうやって、人生を楽しくしていきましょう。

だって、こんなに楽しく人生を歩んでいる人もいるんです。渡辺さんにできたんですから、きっとあなたもできますよ。きっとね。

東京カメラサービス
http://www.tokyo-camera-service.com/

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