年越し蕎麦で考える2021年

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年一発目の記事ではございますが、2021年末の年越し蕎麦事情から振り返ってみようと思います。

年越し蕎麦、みなさんどうしました?祖師ヶ谷大蔵の名だたる蕎麦屋さんの年越し蕎麦は、予約制であったり、行列していたりとまさに年末の賑やかさってコロナと関係ないのね、と思わせるそんな状況でした。

昼過ぎには「年越し蕎麦、残りわずかです!いかがですか?」と大きな声が上がり、ほかの買い物で自転車を走らせていた私も思わず買ってしまいそうになるほど、心を揺さぶられました。嗚呼、蕎麦、買わないと年が越せない。。。というように。

迷っていたところ、ご婦人が最後の一つをお買い上げになり、私は夢から覚めるように、祖師ヶ谷大蔵のコーヒー豆店へと自転車を走らせることができたわけです。ほかのお店で蕎麦を予約していたのに、ここでも買ってしまおうかと悩むほどに、年越し蕎麦っていうのは日本人の心に響くものがありますね。

言ってしまえば、年越し蕎麦っていうのはバレンタインであり、土用の丑の日であり、そして初詣なんですけどね。そんな一大キャンペーンが好きな日本人にはたまらない風物詩です。

蕎麦屋さんの行列を見つつ、考えました。蕎麦は今年も変わらなかったけれど、大きく変わったものがあるなぁと。それはスーパーマーケットです。三が日休むようになりましたよね。

サミットさんはそうだろうなぁと思いましたが、オオゼキさんも休むようになるとは少し意外でした。この前できた経堂のメガ店舗だけは営業したりするのかと思ったら全店舗で三が日は休業です。

これってサービス過多だったのが適正に変わったのかな?と思います。そう、恋愛で言えば、押せ押せだったのに、急に引くような。

あれ?って、思いますよね。三が日はやらないんだ。それなら大晦日には買わなくては行けない、同じことを考える人は多いから大晦日は混むな。なら一日繰り上げて30日に行くか。。。と。お客さんの方が動くことになります。人件費も浮きますし、売上は年末年始営業した場合と対して変わらないということになったりします(たぶん、そうなります)、光熱費だって3日分は結構変わります。チェーン店であれば全社で3日は、1店舗の1ヶ月分くらいになったりますし。すごい経費削減です。

それで面白いのはこの流れはいずれまた、年末年始営業へと変わっていくということ。どこかのスーパーが年始特売を始めていくんです。そしてものすごい売り上げを叩き出していく。そしてほかの店も真似していく。。。

それで思うんです。来年あたりから年越し蕎麦事情が変わっていくのかもしれないと。年越し蕎麦はやらないで、お蕎麦屋さんはクリスマス後に年内の営業を終了するお店が出てくるわけです。

あれっ?年越し蕎麦をやらないんだ。では最終営業日にお蕎麦を食べに行こうとお客さんは動き出すわけです。もしかしたら、年始に食べるようになる。年の初めは蕎麦だよね、とか言いながら。そうやって一大キャンペーンが変化していくのかもしれませんね。

コロナ禍は今年で収束するような気がしてます。なんとなくではありますが。そんなことを考えながら、遊里香荘さんの年越しそばを食べました。それにしても、手打ちそばの年越しそばを自宅で食べられるなんて、本当に幸せですね。

茹で50秒で茹で上がりです。ものすごく美味しかったー、
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