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和菓子巡り

千歳船橋と祖師ヶ谷大蔵周辺の和菓子店を訪れておいしかったお菓子を紹介しています。
(この記事は更新していくタイプです。2019年5~6月に調査いたしました)

まずは祖師ヶ谷大蔵から攻めてます。

祖師ヶ谷大蔵の「香風」さん。ここの豆大福は包むのではなく、巻くタイプ。ぎっしりアンコが入っているのですが甘さ控えめで美味です。ひとつ220円。豆の食感とアンコに入っているほのかな塩味が絶妙で、あっという間に食べられちゃう逸品です。レジ前に「本日の大福は残り〇個」とお手製の看板が出るほどに人気にうなずきます(〇個のところが数を差し替えられるようになっています)。作る個数は日により変えているのですが、だいたい夕方にはなくなりますね。15時以降は買えるか買えないかのボーダーかと存じます。

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この豆大福は裕次郎さんが食べたってことでも有名です。お店で買うときに店員さんに教えてもらいました。「お父さんに食べさせたくて」と若い人が買いに来ることが増えてますとのことでした。食べてみるとわかるのですが、ちょうど口に入れやすいんですよ。普通の大福よりも食べやすい。たぶん、役者さんもメイクを気にしなくて食べられたんじゃないかな。せっかくなのでどんな作りになっているのか開いてみました。アンコの色があまり黒くないのがわかります? 砂糖で煮詰めたアンコではなく、豆の味を楽しめるアンコで、上品な味わいです。

次は「やまと家」さん。

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砧もち150円+税(162円/2019年5月現在)

入口入ってすぐ右側にある冷蔵庫に入ってました。キンキンに冷えていて、暑い夏にもう最高です。3口くらいでいけちゃうサイズで、白みそ餡が入ってます。甘さはかなり控えめで上品な味。一口目には京都を、二口目には神戸を、三口目には……と関西の素敵な場所がポンポンと浮かびました。貴族の味とでも申しますか。もちの柔らかさは子どもの頬っぺたくらいですかね。ふわふわとぷりんの中間くらい。みそ餡とうまい具合に混ざり合う、どこが餅でどこがみそ餡だったかすぐにわからなくなるような絶妙な柔らかさです。緑茶ももちろん合いますが、麦茶とか、珈琲もいけちゃいますね。ビールは合わないと思いますが、日本酒、それも辛口と合わせたら、もうたまりません。値段も味も抜群な一品でした。

祖師谷で3軒目は「玉川屋」さん。

駅の南側、おいしいイタリアン「オステリア・モンテ」さんの斜め前にある和菓子屋さんです。入ってショーケースには30種類前後のお菓子が並んでいます。どれもこれもおいしそうです。数も多いし、値段も150円くらいで手ごろなものが多いし、なんといって旬にあふれています。ちょっとうれしくなっちゃって、女将さんにこんなことを聞いちゃいました。

「こんなにあるんですね、全部ここで作っているんですか?」と

そうしたら、女将さんは言うわけです。

「もちろんです。焼き菓子以外は全部作ってます」と。

全部じゃないじゃんという突っ込みはぐっと飲みこみました。そんな女将の愛嬌もお店のウリですね。

購入したのは水まんじゅう140円と、パイ饅頭150円(税込/2019年6月現在)

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まずは水まんじゅうから。プルンっていう感じです。生地は粒が見えるくらいで、すっと入っていく感じ。なかのこしあんは控えめな甘さで生地の味わいも感じられるくらいです。すっと切れ目が入っていく、この瞬間は病みつきになりますね。静寂が訪れて、すっと分かれていく。形は崩れない、まさに「涼」の世界。ひとすくいのバニラアイスを乗せたくなりました。餡とバニラの共演は、もう、たまらないでしょうね。今度やってみよっと。

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次はパイ饅頭をご紹介します。簡単にいうとパイ生地でアンコを包んだ、というものです。なんとも洋風なお饅頭ですよね。玉川屋さんは2つのアンコを使っています。つぶあんと紫芋あん。一口目は紫芋あん、少しカスタードクリームっぽい洋風な甘みがします。二口目はつぶあんと紫芋あんのコラボレーション。パイ生地とからまって、和洋折衷の極みとでも申しますか。三口目はつぶ餡だけと最後は「和」でしっかりと〆てくれる、そんなお饅頭です。切ってみると、どうりで一口一口味わいが変わっていくことがわかりました。ふたつの餡は混ぜることなく、層になっていました。紫芋の鮮やかさと、艶のある粒あんをパイ生地が包み込む、小宇宙がここにありました。コーヒーとの相性がとてもいいです。

次は千歳船橋を攻めます。

千歳虎屋さんが閉店してしまったので上生菓子ってどこで買えばいいの?と思っていたら、同じ駅の「東宮」さんにありました。

季節のお菓子いくつかあって、どれもおいしいそうです。ショーケースをだんだん見ていくと、最後のほうになって超気になる「欧風和菓 ハネムーン」なるものを発見しました。あー、上生菓子も「うめ」とかがとてもおいしいそうなんですけど、おいしそうなんですが、このハネムーンが気になってしょうがなくて思わず買ってしまいました。税込みで190円。アルミホイルで包まれているお菓子はおいしいという先入観も手伝って、期待値が高まってしようがありませんでした。

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開くと黄金に輝くお菓子が登場します。バターのような香りがしますがたぶんバターは使ってないんじゃないかな?でも何を使っているのかはわからない、ミステリアスな美味の香りに包まれます。ちょっと余談ですが、伊豆・下田に三島由紀夫が愛した洋菓子店があるんです。そのマドレーヌは小麦粉もバターも使っていなのにものすごくコクがあっておいしいんです。東宮さんのハネムーンを見て、そのマドレーヌを思い出しました(そもそもがハネムーンというネーミングで熱海をイメージしてしまったので、同じく静岡県で連想したのかもしれません)。

一口食べるとまさに芳醇。甘い香りが鼻を抜けていきます。ふわっと上品に。味わいはそうですね、月餅の中身に近いです。コクがあって、脂っぽくなくてさっぱりとした味わい。チープな表現をしますと、少し柔らかくなったカロリーメイトのような感じです。そうか、ここまで書いていてようやく気が付きました。このやさしさや甘さ、これこそがハネムーンなんですね。とろけるような甘さで胸をぎゅっとされるような切なさ、その二つが組み合わさって形になったのがこのお菓子なんですね。だからか、こんなに懐かしくなるのは。これは両親の銀婚式などに送るのもいいなぁ。これをみんなで食べながら両親のハネムーンのエピソードを聞く、それもいい時間ですね。

以上です。また夏の終わりに調査いたします。お楽しみに。



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