昨日の続きで恐縮です。
うるしばらさんで購入した激安喜多方らーめん116円。それにどんな具をのせるか悩みに悩みまして1週間程度すぎたころ、ひらめいたんです。
これは、天津麺じゃないかと。
チトソシエリアをはじめ、都内では天津麺ってあまり食べられないんですよね。この前なんて天津丼ができるのに、天津麺はやってないです、と意味不明なことを言われましたし。素人はかに玉を乗っけるだけじゃないかと思うのですが、プロからすると違うんでしょうね。らーめんには乗っけられねぇといわれた次第です。
だから、どうしても食べたいときは自分で作るしかないと思っているわけで、喜多方らーめんのさっぱりとしたスープと、平打ちシコシコ麺とのコラボはかなり合うんじゃないかと思ったワケなんです。
ちなみに祖師ヶ谷大蔵にある中華料理店、岡田屋さんには天津麺的な(たしか、名前は「かに玉麺」だったような・・・)メニューがあります。カニがごろっと入っていて幸せな気持ちになります。
そういえば、岡田屋さん、最初はパン屋で次が洋食でオムライスがめちゃくちゃうまかったという話を聞きました。まだあるのかなぁ。あるならそのオムライスを食べてみたいっす。今はなき絶品メニュー。同じく祖師谷にある「朝日屋」さんにあったカレー。これも絶品だったんだけどなくなっちゃったっていうし。今は食べられないとわかると余計に食べたくなるものですよね。
と、かなり脱線しましたが、喜多方らーめんを天津麺にすることにしたんです。
お湯を沸かして喜多方らーめんをゆでていきます。麺はちょっぴり麺同士がくっついているのはしょうがありません。だってこの値段だし、時間だって経っているだろうし。そんなことを想いながら優しく麺をほぐして、3分茹でて麺あげです。お湯でといたスープにスルリと入れると黄金に輝く麺は気持ちよさそうに泳いでいるようにすら見えます。
そこに乗せるのは市販のかに玉。
小田急OX、オオゼキ、サミットどこでも買えるものです。玉子3つあれば作れちゃいます。テフロンのフライパンがあるとベストです。あんかけにはしっかりとグリーンピースが入っています。8粒くらい。200ccの水をフライパンに入れて、あんかけの元を入れてあんかけを作っていくのですが、作る前のグリーンピースはちょっとしわっとしてます。フライパンで熱して、あんかけになるころにはぷっくりと膨らんでいる。かわいいとしかいいようのない、グリーンピースです。
麺に乗せてみました。どんぶりよりも少し大きくなってしまったかに玉。麺が見えなくなってしまいました。ですので、ここからはテキストのみ紹介になります。
かに玉に箸を入れるとすっと切れて、ふわっと湯気があがりました。ボクは几帳面なので四角くかに玉を切り分けて、口に運びます。まるで南極の大きな氷に四角く穴をあけて調査員が中をのぞくような、そんなことを思い出します。穴から麺をつまみ出すと、プルンとした食感を予感させる箸当たり。
口にいれます。思った通りの澄んだスープによく合うプリンとしたはじけるような食感の平打ち麺。プリンともプチンともいうような弾力がとってもいいです。もう、こうなると箸は止まらなくなります。かに玉と麺のミルフィーユにして口に運んでいきます。あっという間に完食です。
こんな値段で、といってはいけないのですが、116円とかに玉200円、玉子3つで50円くらいで死ぬほど満足できました。やっぱり祖師谷のワンダーランドはすごいなと、空になったどんぶりを見ながら思った次第です。次は何を買おうか。やっぱり、あの、海鞘でしょうか。うーん、ドキドキする♪