朝日屋/ちらしそば

先日、インタビューさせていただいた男性が昔から通っていておいしいんですとおっしゃるので早速行ってみました。

注意点としては「量が多いので、大盛りにしてはいけない」ことを承っていましたので、普通盛りね、普通盛りねと呪文のように唱えながら自宅を自転車で後にしました。

朝日屋さんは祖師ヶ谷大蔵駅を南に下った(南は簡単にいえば、バーキンのある方向です)お蕎麦屋さんです。自転車を店先に止められます。ありがたい。

店内は奥にテーブルが2つ。手前には大テーブルがあり、一人客4人でシェアするようにパーテーションで区切られています。感染対策バッチリです。

分厚いメニューをめくると「ちらしそば」が季節メニューとしてアピールしてきます。そう、これだ。彼が夏はこれですかね、とおすすめしてくれたメニューです。迷わずに普通盛りを注文しました(もしかして大盛りに挑戦してほしくて、普通盛りでもかなり量がありますから、大盛は注文しちゃだめですよーと言ってたのかな? ほら、ダチョウ倶楽部の「押すな、押すな」的な)

10分もかからずに「ちらしそば」が到着。うずたかく具材が乗っています。

マスクを入れるシートも用意してくれて、なんだかホスピタリティというやつを感じちゃいます。キレイにマスクを折りたたみ、まるでハンバーガーを専用シートに入れるように、優しく優しく、マスクを入れていきます。

いざ。

汁は酸味が利いてて、すでにかかっています。海苔はぱりぱりで、箸でほぐしていくと、錦糸卵、たぶんウナギ(もしかしたら穴子)、紅ショウガに、きゅうりの千切り、そして平打ちの蕎麦。かき混ぜて食べます。

汁と紅ショウガの酸味、きゅうりの食感が最高です。そばには一回目の箸では捕まえることが出来ませんでした。いろんな食感と味わいが広がっていきます。玉子とウナギの甘さもたまりません。酸味と甘みが綱引きをしている感じ。ちょっと酸味が広がって、ふわっと甘味とかコクが広がる。その繰り返しが心地いいです。

蕎麦をやっとつかんで口の中に。箸でもったときに少し感じましたが、かなりのコシ。プリンという感覚が口に広がっていきます。冷たく締められた麺が、もう、た・ま・り・ま・せ・ん。

こんなにおいしいなら大盛にしてもよかったじゃん、と当初思ったわけですが、中盤からどんどんお腹は膨らんでいきます。やっぱり量が多いかも。普通盛り正解ですね。最後までおいしく食べられました。若さを気取って大盛にしてたら、たぶん後半はフードファイターになってましたね。もうそうしたら、旨さなんて感じている暇すらなくなってしまいます。

御馳走様でした。夏を満喫させてくれる爽やかなお蕎麦でした。いってみれば、冷やし中華の日本蕎麦版ですね。うまかったー。夏が終わる前にもう一度トライですね。

で、会計のときに心の底から驚く光景が。

それは会計テーブルに向かう途中に、地下へと続く階段があったこと。この店内雰囲気でまさか地下があるとは思わなかった。「え!」と思わず言葉をこぼしそうなほどに驚かされた地下へのちょっと急な階段。行ってみたい。そんな気持ちもムクムクと膨れていきます。

たぶん、宴会場か何かがだよな。違うかもしれないけど。音が漏れないように地下に宴会場。ここではいろんな歴史が作られた場所なのではないか、そんな想像ばかり膨らませてしまいました。夜営業が再開した折には、地下いいですか?とトライしてみようかと。あー、どんな光景が広がっているのだろう。ワクワクが止まりません。

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