蕎楽の跡地にできた黒い建物

千歳船橋と祖師ヶ谷大蔵って隣同士ですし、町として似ていると思うのですが、商店ジャンルの展開方を見る限り、違うんだ!と思い知らされます。

アメリカ発の巨大資本、スターバックス・マクドナルドが選んだのは「千歳船橋」ですし、やたらめったら唐揚げ店や餃子店があるのも「千歳船橋」です。ということはもしかして、千歳船橋=肉食系住民が多い?という構図が見えてきます(ウソ)。

蕎楽(長寿庵の系列そば屋さん)の跡地にできたのは「リユース店」です。そういえば、千歳船橋周辺にはリユース店が多い。もしかしたらなのですが、あくまでも推察なのですが、新しいものが受け入れられやすいのが千歳船橋なのかもしれませんね。リユースっていえば「サスティナブル」、持続可能な……ってやつです。あまりにメディアで言いまくるため、持続可能な社会といわれることにちょっとだけお腹いっぱいな感じもありますが。。。

話を戻しまして、リユースの件。古着という言葉が死に絶え、リユースと言葉へ進化した今日この頃、古着=下北、リユース=千歳船橋という感じがします。横文字になったからか、千歳船橋にあるリユース店では、古着のような「ヨレヨレ」感は少なくて、「え?これ、中古なの?」と驚くものが並んでいるような気がします(実際にそんなイメージです。少し前のことになりますが、私は千歳船橋駅前にある黄色い看板のリユース店でジャケットを買いました。一目ぼれだったのですが、値段は1万円以上。ね?質が高い感じがしますよね?)。

質の高いリユース、セカンドハンドアイテムが流通する街、千歳船橋。なんかとてもかっこいい。そんなわけで新しいお店もリユース店。そして競争が始まり、もっと価格も質も高まっていくことでしょう。演劇の町、下北沢。リユースの町、千歳船橋。

下北でこんな会話を聞く日も近いのでしょう。

「ねぇ、下北っていえば古着でしょ?」

「ふ、古着? 語彙力! リユースでしょ。リユースといえば、千歳船橋が聖地っしょ」

という感じで。そんな足音が、蕎楽の跡地にできた新ショップの登場でコツコツと鳴り響き始めたような気がします。

リユースの町、千歳船橋。

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