ここのラーメンの秘密は・・・とか言っているようではまだまだ「チトフナ」の何たるかはわかっていないなーって思うわけですよ。
ここのラーメンは宮崎の甘い醤油を使っていて、こってりしていると思いきや、さっぱりとした後味が特徴の「宮崎ラーメン」で、もちろんうまいわけなんですけど、それだけを求めてこの店を訪れるのはなんとももったいない!
この店のいいところ、それは!
店主がいい味を出しているところ。この店主がいるからこのラーメンを食べるといっても過言ではないかと。そう私は思います。
だって、宮崎ラーメン、南国です。南国なんですけど、この店主の出身は青森。北国も北国。本州の最北端。そんな店主が南国の宮崎ラーメンにほれ込んだわけで、もう20年近く作り続けているわけですから、ちょっとした病気です。そう、この病気って「恋愛」に近いんだろうなって思います。
もともとは和食店で修業してたんですって。それがどうしてラーメンの世界に来たのかは、簡単に言っちゃいますと、ラーメンって面白い!すげー!って思ったからなんですって。何がすげーって思ったか、何が面白いって思ったか、それは・・・・
いい素材をふんだんに使えば美味しいラーメンができるかもしれないけれど、それでは年に1回しか食べないラーメンになってしまう。
毎日食べたくなるラーメンって、じつはいい食材をふんだんに使っていなかったりしないか?
っていうようなことを店主は言ってました。
とても深いけれど、うなずける。そんな言葉でした。
でね、料理の世界に入ったキッカケを聞いたんですよ。それがもう、すごかった。そ、そんなことが?ってことも。それは次回のお楽しみってことで。