筋子のにぎり

旬って素晴らしいですよね。満を持して登場する「今だけの味」。うまくないワケがない。

千歳船橋の寿司店・すし雅さんでは今だけの「筋子にぎり」が楽しめます。もう、宝石のようにキラキラしてて、わさびとのコントラストも素敵な握りです。

女性を扱うようにやさしくを持ち上げて口の中に入れると、も~う、たまりません。

感想は一言、甘いんです。プチっという食感ではなく、ふわっと口でほぐれて。そして、とろっとした濃厚な甘みが口に広がっていきます。イクラのように、皮を感じることなく、ほろっとほどけてなかから旨みが出てきます。牡蠣のようなミルク的なものではなく、撮れたての「はちみつ」に近いです。甘みというか旨みというか、舌のうえに乗っかったそれを、口腔の上に挟み込んで包み込みと、ほんの少しだけ海の塩気を感じます。目を閉じて、濃い味わいがご飯と絡み合って、喉元を過ぎて食道を下っていく。そんな瞬間が訪れます。きっと、こんなときに「口福」って言葉を使うんだろうな。

これが筋子なんだ。という新しい発見もありましたね。これを醤油漬けにしたのが「イクラ」だとすると、今まで食べてきたものはいったい何だったんだろうかと。過去を振り返り、改めてイクラの味を探すも、どれとも当てはまらない。。。。それほどのものでした。ああ、イクラも食べにいかなくては。

すし雅さんの場所はこちら。

今度、すし雅さんの大将のお話を書きますね。なんでも修業時代は梅ヶ丘の「あの寿司店」で腕を磨いたんだとか。

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