憩いの場ってありますか?

もう夏が終わりますね。皆さんにとって今年はどんな夏でしたか?

コロナだなんだって言いながらも、夏はやっぱり暑くて、冬の寒さが恋しくなるし。梅雨が長くて、8月に入ってからは豪雨になったり。そんな「今年ならではの夏」と付き合ってきて、やっぱり疲れはたまっていきましたよね。

ほんとお疲れ様です、みなさま、そしてワタクシも。

皆さんって疲れたときはどうしますか?

ボクは自転車で秘密の場所へ向かいます。いくつか秘密の場所があるのですが今日はそのなかの一つをご紹介します。詳しい場所などは一切明かせませんが(わかる方はわかると思いますけれど、住所とかMAPは掲載しません)、記事にさせていただきました。

※住宅地ですのでご覧になる方は「こっそり」と楽しむようお願いいたします。それにしても玄関を出て見上げるとこの景色が広がっているとはまことにうらやましい。



この秘密の場所は、祖師谷みなみ商店街をずっと南下したところにあります。祖師ヶ谷大蔵駅を背にして左手です。自転車で5分くらいですかね。

巨木が数本植わっています。樹高は20メートルくらいかなぁ。見上げると緑の天井が広がっています。
残念ながら写真は曇っていますが、すがすがしい気持ちにさせてくれる青空バックだったり、夕景のピンクスカイバックにシルエットになっていたりとときどき絶景をプレゼントしてくれます。

この巨木を見上げていると「人生などちっぽけなこと、そんな悩みなどちっぽけなものだから忘れちゃいな」とありきたりに思うこともありますが
ボクはこの木を見て、違うことを思ってしまったのです。思い至ってしまったという感じでしょうか。つい、この前のことです。

それは・・・この木に登れないかなぁということ。

たぶんですけれど、この木に登れば富士山が見えたり、首都圏のビル群が見えたりするんだろうなと思います。剪定の際、プロの方が上ったとしてもそれはそれはこの高さだろうから、コワいだろうと思うのですが、もしも登れるのであれば登ってみたいと、ふと思ったのです。

といいながらもボクは高所恐怖症です笑。たぶん1mも登れないでしょう。足がぶるぶるして何もできなくなります。だから空想の世界で楽しむしかありません。ドローンで景色を見ることはできますが、登ったものだけが見る景色は一味も二味も違うものです。ほら、自分が初めて作った不格好なパンってどのパン屋さんの絶品といわれるものよりもおいしかったりしますよね。

※この木には絶対に登らないでくださいね。ここからの文面から想像してお楽しみください。

たぶん、数メートル上るだけでも気温が変わって来るでしょう。恐れが涼しくするのは怪談でも木登りでも同じです。一歩ずつ一歩ずつ上を目指していく。枝の股に足をひっかけたり、腰を下ろしたりと休憩しながら上を目指す。ボルダリングっぽいですね。枝は次第に細くなり、ボクの身体をようやく支えることができるのか不安になっていきます。

もうこのあたりまでかな。そう思って振り返る。

この瞬間。映像ならスローモーションになりがちな瞬間です。
想像しただけで感動してしまいます。

遠くに富士山が見えて、沈みゆく太陽が富士の残雪に彩を添える。空には飛行機雲とか、秋の空によく見える綿あめのようなふわふわとした薄雲がトレーシングペーパーのように空に模様を描いていて、もしかしたらその雲たちは夕焼けに染まるのかなぁと思っていると、夕景が枝や幹やそしてボクの腕まで染めていきます。キレイだなと思っていると、日没が近いことに気が付くわけです。

あっ、真っ暗になったら降りるのは大変だ。そんな切実な緊迫感が襲ってきます。

後ろ髪をひかれる気持ちを振り切りながら木を降りていきます。無事に地面へ帰ってきたときは自然と幹に抱き着いているのではないでしょうか。



っていうことを考えていました。想像こそ、疲れを癒してくれるものなのかもしれませんね。疲れはどこにいったのか身体も心も軽くなっていました。

アナタにも疲れたら訪れる場所、ありますか?
イヤでなければ、あなたの好きな場所を教えてくださいね。

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お待ちしております♪

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