百花ちゃん

農大グリーンアカデミーにはヤギのアイドル、百花(ももか)ちゃんが”いた”んです。そう、残念ながら先日、15年の生涯を閉じました。農大グリーンに百花を連れてきて、世話をしてきた松本さんにお話しを伺いました。もう時間が経つと、涙が出てしまう、そんな話ばかり(私がね)。

ウサギを飼っていたのですが、全部いなくなってしまったのでペットを飼うことになったんです。畜産出身だった松本さんは厚木キャンパスに電話を入れて、「一頭都合してくれないか」と。生まれたての幼いヤギをもらえるものと、小屋も作って軽トラで厚木に向かった松本さんが対面したのは・・・なんと2歳を迎えていた雌ヤギ。生まれたてと聞いていたのではなく、生みたて、つまりお産が済むから持って行っていいよという、、、そんな出会いでした。

軽トラに積んできた子ヤギ用の小屋には入らず、もちろん助手席に乗せることもできず・・・・・。荷台に括り付けて下道で厚木から世田谷に。道中、めぇ~、めぇ~と鳴くものだから歩道から写メを取られまくったそうです。今でいえばまさにSNSが大好きなネタですよね。インスタ映え、ですね。

誕生日は5月5日の子供の日。誕生日にこれと言ってスペシャルなことをした思い出もないのですが、松本さんからは思い出がいっぱいこぼれてきました。名前の由来だったり、なくなる3日前のころの話だったり、通学中に立ち寄った小学生との思い出、、、、。一番心に刺さったのは松本さんの言葉でした。

私は畜産を学びましたから、ペットという感覚で百花に接したつもりはありませんでした。でも、亡くなると、皆さんがワンちゃんや猫ちゃんを飼ってらっしゃる、いわゆるペットと生活するということはこうゆう気持ちというか、感覚なのではないかと思うことがありますね。

その先は何もおっしゃっていませんでしたが、思い出がよぎっては気持ちが高まる、なんてこともあるのではないかな?と思いました。嫌なことがあると、頭突きをして反抗したというお転婆娘だった百花。でも、松本さんには歯向かえなかった百花。素敵な話は初冬号にて。

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