リサーチという名の食べ歩き

素敵な響きでしょ?

街を歩いていると「あれ?」なんだこれは?って入ってみる。
お店に入ってみて、一歩、また一歩となかに入っていくと、ものすごく自分が好きな店かそうじゃない店かがわかるんです。リサーチという名の食べ歩き。食べ歩きという名のリサーチ。楽しいです。

この前も東京農大の近くを歩いていたら、おいしそうなパン屋さんを見つけました。入ってみるとやっぱりおいしそう。バターの香りがお店の中を上品に包んでいます。バターもバターですよ!と主張が強いわけではなく、追いかけると逃げるようなそんな感じ。クンクン、クンクンしちゃいます、こっそりと。変態ですね。

ふたつ買ってみました。ひとつはホウレンソウが練りこまれたロールパン。もうひとつは白身魚のフライが挟まれたコッペパン。

ね?おいしそうでしょ?(実際、おいしい)
何がおいしかったか、ちょっと紹介しちゃいますね。ロールパンはホウレンソウの練りこみ方が独特でした。細かく練りこむところが多いんですが、ここは繊維がわかるというか、場所によっては形が残ったホウレンソウが生地に練りこまれていて、食べる前に触ってホウレンソウのそれを確認しちゃったり。割ったときと食べたときにはほんのりとホウレンソウを感じられる程度です。バターとか小麦の香ばしさは後から追ってきて、そう、小学校で初めてパンを作った時のことを思い出しました。素朴なパンの材料が家庭料理というか、ひさしぶりに販売されているパンでこの香りを嗅いだなー。うれしくなっちゃった。

コッペパンはねー。重いんです。すっしりって感じ。サクッと上がったフライはいうまでもなく。後からタルタルソースがググッと来たんですけど、これはやられましたー。夏を感じさせる爽やかさ。たぶん、レモンかなー。タルタルソースにレモンが入れてあって、酸味がもう、よかったー。

パンの連載、やってるんですけど、次回はここに取材されてもらおっと。今度アポを入れますね。お店の名前はそれまでひみつということで。

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