千歳船橋にある燻製専門の居酒屋・KIRINさん。店に入るとスモーキーな香りに包まれます。そう、まるで自分が燻されたような気持ちに。
赤と白のタイル張りのカウンター、赤と白でデザインされたイスと、モダンなお店です。紅白幕を思い出させる、というよりかは60年代のアメリカンポップ寄りのレッド&ホワイト。
KIRINさんは店内営業を再開していますが、テイクアウトもできるんです。できるものは日により変わるそうですが、店内で仕込んだベーコンとか、スモークチーズとか、くん玉とか。自宅で食べることを想像するだけで気持ちが上がるものばかりです。
メニューを見ると・・・燻製だけでこんなに種類があります。その数10種以上。
この前、記事にした「にこみや三浦」さんで気が付いたのですが、テイクアウトには2種類あります。ひとつはお弁当のように完成されたものを自宅で食べるタイプ。もう一つは自宅で湯煎や調理することで完成するタイプです。
KIRINさんも自宅で完成させるタイプのテイクアウトがあります。看板メニューのベーコンです。
これは炙る前。
玉子焼きフライパンで両面を焼き、最後にバーナーで焼きを入れました。
もう、脂がパチパチとはじける音、そして香ばしさ、これだけでごはん1杯食べられちゃうほどのおいしさです。
ほら、この照り。たまりません。
テイクアウトを待っているときに燻製の話になりました。昔、それこそ5年くらい前の話なのですが、牡蠣の燻製を別のお店で注文したことがありまして、ドキドキしながらテーブルへの到着を待っていました。ついに来た牡蠣の燻製はシワシワになっていて、大きさも親指くらいで、「え? なんだこの、小さなミイラは?」とがっかりしたことがあったです。KIRINさんに「秋ごろ牡蠣の燻製もやるんですか?」と話かけて、そのエピソードを話したら・・・・
「それはかなり小さな牡蠣だったんじゃないかな?」と。このくらいの牡蠣(10cmくらい)を燻製にしてもそれほど小さくはならないし、丁寧に燻製にすればあまり小さくならないんですよ、という素敵な言葉をもらいました。
まだ夏にもなっていませんが、早く秋になってくれないかなー。KIRINさんが作る牡蠣の燻製。おいしいだろうなぁ。
次回は芸術的な「くん玉」をご紹介します。