新潟のお米っていうと何を思いだします?
やっぱり「こしひかり」?
そうですよねー。魚沼産コシヒカリ。
日本でも有名なブランド米ですものね。
新潟県の生産量は日本一で61万トン。2位は北海道、3位は秋田県と続く。
新潟県ではどの品種を作っているかというと
1位はコシヒカリ(67%)
こしいぶき(16%)
ゆきん子舞(3%)
と圧倒的にコシヒカリ。
出典:新潟県
すげーなコシヒカリ。新潟以外にも作っていることを考えるに、日本で一番作られている品種といっても過言ではないでしょうね。
でも、コシヒカリを食べて満足しているアナタに言いたい。
もったいない!
と。
なぜって、それはコシヒカリにはいろいろな品種があるんです。
コシヒカリのこれこれが好きだなーって言ってほしいんですよ。
ほら、こんな感じに。
「コシヒカリが好きだなー」
「ユーはさー、どのコシヒカリが好き?」
「ミー? それはやっぱり棚田米でしょ?」
「いいじゃん、ユーのセンスいいねー。ミーは里山米かなぁ」
って会話がかっこいいじゃないですか??
とっても素敵。コシヒカリな会話。
売れ行きによってどの品種にするかは変わるので週替わりとかは言えませんが
一口サイズのおにぎりを試食できるんです。そしてどれもおいしい。
ほら、こんな感じ。
それでどれくらいおいしいかはここの店長・髙橋さんのエピソードを読めば、もう完璧です。
※店長さんは写真を撮られるのが苦手ということでしたので、この写真で雰囲気だけでもどうぞ。笑顔が素敵な美人さんです
髙橋さんは実は鹿児島県出身。鹿児島にいたときはとくにお米に関心はなかったそうです。
「鹿児島のお米は取り立てておいしいということもなかったので、研ぎ方とかどの水を使うかなどはほとんど考えませんでした。でも、今の会社で働くようになって新潟のお米を食べて・・・えっ?こんなのに美味しいの?と思いました」
ね?米の辻の店長さんは新潟の米のおいしさに感動しちゃったわけです。それほどにおいしい。
一口おにぎりを食べて気に入ったら、ぜひおにぎりを食べてみてください。おむすびは120円(ジャンボおむすびが160円)。値段も手ごろです。通常のおむすびは少し小さめなので、小食の方でも2つくらいは食べられそうなサイズです。塩むすびのほかに、しょうがみそ、のりのつくだに、ねぎみそなど6種類くらいあります。ぜひ、コシヒカリのもつ甘みを感じてくださいね。
おむすびを気に入ったら、次はお米を買ってみましょう。
そんなことを言って、研ぐのとか、使う水とかめちゃくちゃ大変なんじゃないの?って思うでしょ。大丈夫です。とっても簡単。それにこのおいしいご飯が自宅で食べられちゃうというのが夢広がりますよね。炊き立てのおいしいご飯を食べると「日本人でよかった」って思っちゃいますし。
まずは研ぎ方。昔はギュギュっと手で米を鳴らすほどに研ぎましたよね、今では水を入れながら優しくかき混ぜて米の表面を洗うくらいでいいんです。水だってなにも新潟の名水でなきゃダメ!ってこともありません(たしかに新潟の水の方がいいのはいいですが、世田谷の水道水も十分おいしく炊けます。米の辻さんでも水道水を使って炊いているそうです)。
大切なの愛情。。。。。とは言いません。
大切なのは力を入れて研がないこと、炊く前にしっかりと水に浸けること(加水)です。
※詳しくは髙橋さんに聞いてくださいね。
そのなかでもとくに注目してほしいのはカウンターにある
「笹だんご」
です。
新潟県では給食にも出るという郷土菓子です。笹の葉を外すと、あんこが入ったヨモギ餅が出てきます。笹の爽やかな香りと、あんこの優しい甘さがくせになる逸品です。
逸品と書いていてなんですが、私は小学生のころ、親とスキーに行きました。行先はたぶん湯沢だったのかな? スキースクールに1日入り、夕方に父親と宿前で待ち合わせする日々。たぶん、5日くらいいたんだと思います。毎晩、父親と合流するとお土産店に行くんです。父親は酒とつまみを買いに寄ったんだと思います。そのときに親心だったのか、笹だんごを買ってくれました。よく覚えてます。だって、毎晩買ってくれたんです。
子どもには笹の香りは爽やかじゃないんです。う!ってなったのを思い出します。1回目は何とか食べたんですね、あんこが好きでしたし。で、翌日は要らないといったのですが、まぁ食べなさいと購入、仕方なく食べる。次の日もその繰り返し。4日目あたりには「お土産屋=笹だんご」になっていて、夕方が憂鬱になってました(笑)。
それから30年くらい。久しぶりに出逢った「笹だんご」。
思わず買ってしまいました。家に帰って撮影して、食べてみる。おいしいんですよね。ものすごくおいしかった。大人というかおっさんには笹の香りはとても爽やかなのかな? とてもいいんですよね。
そして、こう思いました。
息子とスキーに行ったら、絶対に食べさせてやろうと。
もう、毎晩買ってやろうと♪