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4/100 手島慎一郎さん(ジャズピアニスト)

4人目にお話を伺ったのはアマチュア・ジャズピアニストの手島慎一郎さんです。

生まれも育ちも千歳船橋。桜丘中学校でブラスバンド部に在籍(創部のときに所属したんですって!)。高校生のとき、父親が図書館で借りてきたソニーロリンズのCDを聞いたときにジャズってやつに「ビビ!」(注:表現古い)と来たそうです。それからジャズと歩き続けて云十年。ジャズってそうゆうことなのね・・・ということから、手島さんが演奏に求めていることなど、いろいろと聞いちゃいました。愛妻家の一面もチラリズムしちゃいますので読み飛ばしのないように(笑)。

ジャズってロジカル、なんですね

ジャズってなんかこう、フィーリングって感じがしますよね。天からリズムが降りてきて、計算なんて微塵もなくって、「俺は弾きたいように弾くだけなんだ!」的な。ジャズをやっている方ってどんなお仕事をされているのか気になりまして伺ってみました。感性がないとできない職業だったりするのかな?と思いながら。

「仕事はコンピューター関係です。事務処理のシステムを作ったり、そんな仕事をしています」

と手島さん。こ、こんぴゅーたー? 数式バリバリで、ロジカルな世界で仕事なさってるんですね。ジャズとのジャンルが違いすぎてorz。現実はそんなものかと思っていると・・・どうもそうじゃなさそうです。

「ジャズって不確定要素ばかりって思われますが、実は結構ロジカルな部分があって、理系出身のプレーヤーって多いんですよ。ルールを守ったうえで昇華していく音楽ジャンルなんです。」と手島さん。

ルールを守って遊ぶ―――それって「大人の遊び」って感じですよね。高尚というか、なんというか。んまー、カッコいい!

ハマる瞬間が楽しい

「ジャズの醍醐味って、音楽がハマっていく瞬間を体験できることだと思います。バンド全体がハマっていくという、ひとつの方向に向かっていく瞬間があるんです。それぞれのミュージシャンは楽器も違うし、今までのバックグラウンドが違うから、バラバラなことが当たり前。でも、不思議と波長が合っていく。その瞬間が好きですね。バンドの盛り上がりをお客さんが楽しんでくれる(お客さんも演奏にハマってくれる)瞬間もいいんですよ。僕はそんな音が生み出す瞬間に“感動”するのではなく、“官能”したいんですよ」

「感動ですか?」と伺うと、手島さんは「いいえ、違います。か・ん・の・うです、官能」との答え。

「イク瞬間というか、トランス状態になるというか、そんな感覚に近いです。どこに反応しているのかわからないけれどものすごく気持ちいい。この瞬間があるから演奏を続けているんだと思います」

ジャズって多数決だと思います

「フロントのミュージシャンがいい演奏をしているとするじゃないですか。あっ、それなら、彼に付いていこうと思う時もあるし、自分が引っ張っていくこともあるし。そんなバンドが向かっている流れを「来てるな」と感じながら演奏していると楽しいですね。

プロのミュージシャンに話を伺ったことがあるですが、彼は『ジャズはある種の多数決だって』っていうんです。メンバーが細かなリズムを刻み始めたときに、ピアノは付いていくけれど、ベースは付いていかないとか。バンドはひとつの方向に向かい始めているのに、ベースは「まだやらないよ」と焦らしてみたり(笑)。」

サックスをやりたかったんです

手島さんは高校生のとき、ソニーロリンズのCDでジャズの世界に足を踏み入れるわけですが、そのときはサックスをやろうと思ったそうです。

「プロを目指したんですね。どうやったらプロになれるのか探したところ、2つの方法が分かったんです。ひとつは音大に入ること。もうひとつは総合大学にジャズ研究会に入ってプロを目指すことです。ジャズ研究会出身のプロミュージシャンって結構いるんですよ。それで、ボクはジャズ研究会だと思ったのを覚えています。現役で合格したらテナーサクソフォンを買おうって決めてたんです。・・・・・・・・・・でも、浪人しちゃったんです。残念ながら。」

小学校から中学校までピアノを習っていた手島さん。高校生くらいにはアドリブもできるようになっていたそうです。サックスをあきらめた彼はピアノでジャズの世界へと入っていくことになります。

「サックスに触れることはなかったんですか?」と伺うと、手島さんは奥さんの話をしてくれました。高校の先輩だった奥さんはサックス奏者。結婚して練馬に住んでいた時に、手島さんは奥さんのサックスを公園で練習したそうです。

奥様との出会いを伺っていると
「初めてかみさんと会った時は自分が高校1年、彼女は20歳でした。そのときは“かわいい”先輩がいるなとしか思わなかったんですが・・・・」と、こっそり惚気られてしまいました(笑)。

と、ここであることに気が付いたんです。手島さんはジャズを、それもサックスで!と強く思ったのは、もしかしたらソニーロリンズの姿ではなく、奥さんが演奏するかっこいい姿に憧れたんじゃないかってことに・・・・・いやぁ、やっぱりそれはないか(笑)。

チトソシエリアって旅館ですよね

経堂でもない、成城でもない。街全体が隠れ家みたいなところが好きです。そして経堂にも成城にもないアドバンテージがあるんです、それは温泉があるところ。そしておいしい飲み屋がたくさんある。これはハトヤというか、大きな旅館ではないかっていつも思います。

※ハトヤ・・・・・伊東にある温泉旅館で、昔は関東で流れたTVCMが人気。暴れるハマチを抱えた男の子の姿を見て、『ハトヤすげー!いってみてー!』と思った方は多いはず。

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