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SKOOB

何から話せばいいのかな。考えてみれば当たり前のことなのに、今まで気が付かなかった。それは飲食店は物件を買ってもいいじゃないかということ。

飲食店ができる物件を借りるために不動産を訪れて、いい物件と出会いがあり、お店ができるものだと勝手に思い込んでいました。SKOOBの店主、添谷さんはおっしゃいます。「物件を買うことにしていました、そこに疑いもなく」。借りるものだという私の固定概念と、飲食店をやるからには物件を買うものだという固定概念がぶつかったわけです。非常に面白い経験でした。添谷さんは続けます。「やるなら20年とか腰を据えてやりたかったんですよね」と。スケールが大きいんですよ。とっても。

本棚に洋書が並び、とても素敵な雰囲気のお店です。お父様の蔵書なのですが、お父様はどんなお仕事にしているとか、今日はそこから離れてSKOOBさんのことを知ってみましょうよ。

このお店の原点、それは有楽町の今はなき伝説のバーにあるのかもしれません。バーカウンターで隣になるお客さんは横並び。誰が偉いとか、スゴイ人だからサービスされるとかはなく、ひとりの人間としてカウンターに座っているわけです。そこでいろいろな人、それも日常生活では出会えない人と出会えるのが面白いと添谷さんは感じたそうです。「縁」に触れる、不思議な人間関係ができる場所として。

原点はそのバーにあるのですが、SKOOBはそうでないのが彼っぽいところ。まずカウンターがありません。カウンターがあるとお話しなくちゃいけないと思う人もいるでしょ? ひとりでじっくりとお酒と向き合う、無音に包まれてお酒に愉しむ、そんな場所がちとふなにあってもいいじゃないかと彼はいうわけです。

つまりSKOOBではお客さん同士の交流があまり行われないわけなのですが、この話を聞いて、美容室とか床屋を思い出しました。髪を切るときは話をしてほしくないって人が時々いるんですよね、「髪を切るんだから話をしないで、私の髪を切ることに集中してほしい」というわけです。服屋でも同じことをおっしゃるひとがいらっしゃいます。ほっといてほしいんだよね、話しかけれると緊張して服を選べなくなっちゃうから、と。どちらも気持ちはわからなくもない(笑)。

SKOOBは「ほっといてくれる」場所なんです。一緒に楽しもう!と無理強いすることもなく、どれがいい?と根掘り葉掘り聞くこともなく、ほっといてくれるお店。本を読んでもいいし、ぼーっとしててもいい。自分と向き合う時間があるお店なんです。「人生の岐路にはぜひSKOOBで考えてみましょう」など重いことはいいませんけど、ちょっと人間関係に疲れたらSKOOB、なんだと思います。

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