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千歳虎屋(3/15閉店しました)

千歳船橋の和菓子店、千歳虎屋さんが3月15日をもって閉店します。まさに晴天の霹靂でした。

まさか、そんなことはないよねと思って千歳虎屋さんのホームページを訪れると、閉店について書かれていました。真実だったんですね。残念です。とても。何が残念って、虎屋さんのお菓子が食べられなくなるのはもちろんですが、一番残念なのは社長に会えなくなることですね。

社長はオシャレな女性です。1年の半分をニューヨークで生活し、アーティスト活動をされています。とても洗練されています。打ち合わせでお会いするときはとても緊張しました。聡明でスマートな方ですので、おっしゃることが的を得ていて、鋭いんです。4年ほど前に縁がありまして、チトソシでは定期的に千歳虎屋さんのお菓子(上生菓子など)を撮影させていただきました。



撮影は毎回3時間くらいかかっていたと思います。お菓子の種類は10種以上でした。フラッシュを1つ立てて撮影していましたが構図がどうしても似てしまうので毎度毎度考えながら撮影していました。考えついた構図をいくつか試して、その中のいくつがいけそうという感じでしたね。撮影中は社長はご覧にならないのですが、上がりは一枚一枚確認されていました。「これはだめ、これはまぁいいわね、これはダメ。」という感じでした。かなり緊張しましたね。そして緊張しながら仕事をしていたので、かなりスキルが上がりました(社長はどう思っているかはわかりませんが)。

愛のあるクライアントさんでしたね。最近はすぐに結果が求められる時代です。「とくに説明しなくても思い通りに上りが来ないと次がない」というのは当たり前。正直、私は定期的に和菓子を撮影するのは初めてでした。編集者として和菓子の撮影に同行したことは何度かありますが、それもあって、ありきたりなカットはできる限り避けたいと思っていました。それで試行錯誤が増えるし、無駄なカットが増えていきました。それでも社長は「次はいつにする?」と言ってくれたんです。憶測でしかありませんが、何か新しいものができるかもしれない、それにかけてみようと思ったのかもしれません。その期待に応えられたかどうかはわかりませんが、とにかく緊張しつつ、成長させてもらった仕事でした。

本日は7日です。あと1週間しか千歳虎屋はありません。まだ食べてないものも多いんです。まずは赤飯。和菓子やさんといえばあんこもそうですが、やっぱり赤飯です。ふっくらと蒸しあげた赤飯は絶品でしょう。あの味をもう一度というのは難しいと思いますが、ぜひ味わっておかなくては後悔すると思います。それと上生菓子。撮影するだけ撮影して、上生菓子はまだ食べたことがありません。

そう、ふと思い至りましたが、食べてみてから構図を考える、ということをしてみるべきでしたね。そうしたら、もっと面白い構図やもっと面白い切り口が見つかったかもしれないなと思いました。

ああ、千歳虎屋がなくなるのは残念でなりません。せめて赤飯と上生菓子を買いに行きがてら「社長」を訪ねようと思います。

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※2019年3月15日に閉店いたしました。平成最後の年に閉店というのもなんだか意味を感じてしまいます。13、14、15日は半額セールを行い、14日から長蛇の列になりました。いちご大福を買うのに2時間待ちという状態でした。

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