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郷土料理つがる はコメントを受け付けていません。 グルメ

郷土料理つがる

電話番号/営業時間/定休日

 「青森生まれでも、青森育ちでもないのに、暖簾をくぐったら泣きそうになっちゃった。」

 それは言い過ぎかもしれないのですが、とにかくご主人と女将さんの笑顔が素敵なお店です。名前の通り、青森の料理がちらほらと並びます。にしんの切込み、さんまの飯ずし……、田舎が青森の方なら、幼いころに育った情景が浮かんでくる、そんな郷土の料理があります。

 青森県弘前出身の工藤昭二さんはご実家が飲食店だったこともあり、学校を卒業すると東京・神田でフレンチの修行を始めました。修行を積んで弘前に帰ると、「早すぎたんだろうね」とフレンチのお店を断念して、日本料理を一から修行することにしました。その後、ひとの不思議なつながりで成城のお店を任されることになり、昭和50(1975)年にこの地に「つがる」をオープンすることになります。でも、どんな経歴だって、どんな場所で修行したって話はどうでもいいこと。今までどんな人生だったのか、この笑顔がすべてを物語っていますよね。

 「やっぱりね、長くやってるといいものよ」と話してくれたのは奥様でした。「こんなに小さかったあの子のことを覚えていてね、あれ?あの時のあの子じゃない?って声をかけると『はい、そうです』って笑顔になってね。小学校に入る前のあの小さかった子がね、親になって帰ってきてくれたり。おじいちゃんに連れられたあのお孫さんが、子供を連れて食べにくるの。この店も今年で 年なんだけど、昔よく通ったって人がね『まさか、つがるがまだあるわけないでしょ』って訪れるの。で、目の前に来て、『あったよ!』って喜んでくれてね。」

 もうひとつ楽しい思い出を話してくれました。「どこの学校の先生か分からないんだけど、もうすぐ社会人になる学生さんを連れてね、いらっしゃるの。『いいか、お前たちはチェーン店の居酒屋しかいったことないだろう。社会人になるなら、こうゆうお店に来て注文の仕方を覚えなくちゃダメなんだ』って話しててね。お金も大変だと思うの。でもね、そんな先生が学校では教えられないことを教えに来てくれるのよ。」と奥様。でもね、奥様。学生に教えるんだとか言いながら、ここに来るのを一番楽しみにしているのはたぶん先生ですよ。先生が言い訳しても来たがる、そんな温かい笑顔がここにあります。

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