ローキートーン珈琲店

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[su_tab title=”電話番号/営業時間/定休日”] [su_animate type=”fadeInUp”] 03-3416-0781
12:00~20:00
月休(火不定)[/su_animate] [/su_tab]
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 もう、店を始めるずっと前のことです。写真用語集を何気なく読んでいて「ローキートーン」という言葉を見かけたんです。理由は分からないんですけど、その言葉がずっと頭に残っていて、店の名前を考えているときにふと思い出したんです。ローキートーンを説明するページには暗いトーンの写真が載っていて、そこにバーか何かのお店が写っていたんですけど、とにかくかっこいい写真だったのを覚えています。

 店の名前にするときに「ローキートーン」という言葉について結構調べたんですよ。そうしたら、色調を表す写真用語のほかに「穏やかな雰囲気」という意味もあるみたいで。時々、お客さんに店名の由来を聞かれることもあるんですけど、そんなときはじっくりと腰を据えて話すほど時間もないので (お客さんだって、じっくり話されたら困りますよね)「穏やかな雰囲気のお店作りがしたくて」と答えています。……でも、それはあくまでも短縮版なんです。ほんとうはもっと長い話があるんですよ。
 
 なんで珈琲店をやりたいのかなってじっくり考えたことがありまして、そのとき頭の中に写真のカットがパーッと浮かんだんです。中年のおじさん二人が初めは喧嘩していたのに、コーヒー1杯で仲直りして笑顔で帰っていくとか、ベビーカーにお子さんを乗せて来店したお母さんが、テラス席でコーヒーを飲みながらお菓子を食べてくつろいでいる …… そんな写真が浮かんだんですよ。自分のお店でそんなシーンに出会えたらいいな、だからお店をやろうって、そう思いましたね。
 そんな写真が浮かんだから、写真用語を使ったお店の名前でもいいなって思ったんです。もう結構前のことなので、今ではその時どんなことを考えたとか、ほかにどんな店名の候補があったかなんて忘れちゃいましたけどね(笑)。
 お店を始めてもうすぐ9年目に入りますが、思い浮かべたシーンそのものにはまだ出会ってないんです。でもね、想像を超えるような「いいシーン」はいくつもこのお店で出会えましたよ。忙しく動き回っているのでふと見かけるだけなんですけど、「おっ」と一瞬手を止めて、微笑んじゃうようないいシーンでした。どんなシーンだったかは秘密ですけどね(笑)。

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12:00~20:00
月休(火不定)[/su_animate] [/su_tab]
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