入店して誰もが気になるのがカウンターの中にいるふたりの関係でしょう(笑)。それはこのページを読めば分かるのかもしれません。
ジャーナリズムの勉強でアメリカの大地に降り立った田中さん。当時、アメリカはカフェブーム真っ只中で、店内でバンドが演奏するなど、とにかく新しいムーブメントが起こり始めたとき。田中さんはそんなアメリカで起こっている何とも言えない空気に触発されたのかもしれません。
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「ハンバーグとナポリタンが好きだな」
そう話すのは店主の岡庭さん。幼いころ、洋食屋さんに行くとなんだかワクワクしたことを今でも思い出すそうです。「フランス料理とか、今まで食べたことのない料理を食べているわけじゃないんだけど、なんかご馳走って感じで家族で出かけるときはとても楽しみにしてたなぁ。」
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「この世界に入ったキッカケは飲食店のアルバイトでしたね。中華料理店だったんですが、一から何かを作り上げるのは楽しいと思いました。それで大手外食チェーンの株式会社ラムラに就職したんです。」そう話すのは店主の五明田さん。そこで料理の〝い・ろ・は〟から、スタッフにどう動いてもらうかなど、店舗全体の運営まで幅広く学んだそうです。
「入社2年目までは正直今ほど楽しくなかったんですよ。仕込みで400個とか大量の茶碗蒸しを作るんですけど、店長は『ひとつひとつに愛情を注げ!』っていうんです。でも、時間に追われるので、気持ちがそこまで追い付かなくって(笑)。
いい先輩に恵まれたんですね。閉店後にいろんなレストランへ連れて行ってくれました。『あ~、こんなお店があるんだ』って、いろんなお店で食事するたびにどんどん食の世界に引き込まれていったのを覚えています」 (さらに…)
まったりと一人で飲みたい夜もある。
夕方までは祖師谷商店街の中で一番にぎわう、スーパーオオゼキの目と鼻の先。小さなバーの扉を開けて廊下を進むと、洞窟に足を踏み入れたかのような気持ちになる。
マスターの梅さんは音楽好きで、いつも1960~80年代のロックやソウルが流れている。とにかく自分が行きたいお店を作りたい!と、還暦を機に一念発起されたのだとか。って聞くと、熱いギラギラした熟年の男を想像するでしょ? いえいえ、梅さんの一番の魅力は、ゆる~い雰囲気と、頑固オヤジのように言いたいことはビシッと言うところ。
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